東京クリッピングprivate2

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遥かなるふるさと-旅順・大連-

仕事が早く終わったので、気になっていたこの映画を見に岩波ホールへ。偶然、最終日の最終回ということで羽田澄子監督のあいさつもあり。
中国でありながらロシア・日本の支配を受けていたこの地域の現在と、60年以上前に多感な時期をここで過ごした監督の過去を重ね合わせて、ノスタルジーにとどまらない静かな感動を呼び起こしてくれます。
203高地や乃木将軍親子のこととか、自分の歴史知識のなさを反省したり。
中国の現在の姿の記録としても面白かったです。かつて監督らが住んでいた家を、今の中国の一般の人がどのようなインテリアで暮らしているかがわかります。
大連の高層ビルの群れもすごいですね。

終わったあとも監督や関係者のお見送り。
80を超えてなお映画を撮る監督の若々しさ(足はお悪いようですが)にも刺激を受けました。