東京クリッピングprivate2

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外国語をどう書くかということ

菊地成孔氏の最近の日記が、鈴木孝弥氏との往復書簡という形式だったのでした。その中で鈴木氏が外国語のカタカナ表記について書かれていて、より原音に近い表記が可能なのにそれをしないのは怠慢だし対象に対するリスペクトがない、というようなことなのですが、まったく同感でございます(鈴木氏はミルフイユとミルフィーユ、ポンピドゥーとポンピドー、などを例としてあげられています)。

どうせ忠実なカタカナ表記はできないのだからと開き直る態度はよくないし、外国語教育の観点からも、できるだけ原音に近い表記にするにこしたことはないですよね。

昔、ミュージック・マガジンの原音主義のアーティスト表記が嘲笑されたりしていたような気がするけど、やっぱりOASISはオエイシスとするべきだったのではないかと思うのです。80年代にASIAはエイジアとして日本盤がでていたわけだし。
アジアン料理という表記もイヤですね。かといってエイジアン料理と書いても変だけど。かつて佐野元春は「エイジア中のエイジアン・フラワーズ〜」と歌っていたけど、今、あまり聴かれていないのは残念。

あと、デーブ・スペクター氏がいつもmediaをミディアと言っているのは意図的なものなのかしらん? あれだけ日本語が達者なデーブ氏なのだから、メディアと言うこともたやすいだろうけれど、日本人に対する啓蒙なのかと思ったり。
それと、「機動戦士ガンダム」ででてきたロジスティクス用の飛行機がミディアと呼ばれているのは、なかなか良いネーミングですね。