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「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」@さいたま芸術劇場

フェスティバル・トーキョーの最終演目の「ザ・ショー・マスト・ゴー・オン」を見に行きました。
北浦和に車をとめてバスで劇場まで。
着いたのが開演時間ぎりぎりだったのであせりましたが、まだ入場の列が続いていました。すごい立派な劇場だったのですね。

昔のヒット曲が使われるというのはわかっていたけど、あまり予備知識もなく見始めて、ちょっと面食らいました。
ステージには公募された素人を含む28人のダンサー。ステージ下のミキサー台のエンジニアも時にはステージにあがったりして、演出に含まれています。
エンジニアがかけるCDの曲ごとに、タイトルにひっかけた趣向のダンスや演出があるというスタイルで進行。
ダンスをひたすら見せるのではなく、観客にも意味を問いかけるような場面があったり。
素人的にはちょっと冗長で、曲をコンパクトに編集してもっと色んなネタを繰り出してくれれば面白いのにという気もしましたが・・・。
でもとても刺激的なステージでした。

終わった後にポストパフォーマンストークとして演出家ジェローム・ベルさんへのインタビュー。1時間に渡って熱心に話してくれました。
フランス人だったのですね。生のフランス語をこれだけまとめて聞いたのははじめてかも。通訳の女性がいじられているのが面白かったです。

ところで、ポリスの「見つめていたい」では、ダンサーがステージの一番手前で観客のほうをじっと見詰めるという演出でしたが、原題の「every breath you take」を生かしてもよかったのではと思いました。