東京クリッピングprivate2

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ゲンスブールと女たち

渋谷ルシネマにて「ゲンスブールと女たち」を見てきました。
ドキュメンタリーではなくて、伝記映画ということでいいのかしら。
ナチス統治下での少年時代から最後のアルバム「You're under arrest」の手前辺りまで(多分)を描いています。どこまでが史実でどこからが創作かわかりませんが、多分に監督の妄想が入っているのでしょうね。
バンドデシネの作家の人が監督をしていて、アニメやかぶりものがフィーチャーされる場面もあり、ちょっとピンク・フロイドの「ザ・ウォール」を連想させられました。

ゲンスブールと彼をとりまく女性たちを現代の俳優さんたちが演じていて、それぞれみんな似ているのが楽しいです。特にバルドーの人はすごい迫力もあって目が釘付け。犬を連れて登場する場面、面白かったです。もちろんゲンスブールの人もいい雰囲気を出していて良かったです。
ゲンスブールを知らない人にも、ポップミュージックが好きなら楽しんでもらえる映画だと思います。
お客さんは結構お年寄りが多くて意外だったのですが、リアルタイムで60年代のゲンスブールを聴いていた人たちはもうそんな年なのですね。

R15指定なのは女性の裸がいっぱい出てくるからではなくて、子供がタバコを吸うシーンがあるからなのかな?
フランス・ギャルがパンスト1枚で踊るシーンやバルドーが「コミック・ストリップ」をやるシーンはセクシーで印象的です。