東京クリッピングprivate2

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シャルロット・ゲンズブールを見てきた(2)

シャルロット・ゲンズブールのコンサートを見に行った感想をとりとめもなくメモ。

国際フォーラムという会場は、昔、ボブ・ディランを見たことがあったし、去年はバレエの「くるみ割り人形」を見たりして、つまりはそういう超メジャーな一時代を作ったアーティストやハイソな感じの公演があるところというイメージ。はたしてミュージシャンとしてライブの実績がほとんどないシャルロットがこんな広い会場でやってどういうことになるのかとちょっと心配でした。

広い会場は開演時間になってもなかなか埋まらない。シャンソンを期待しているようなご年配の方もちらほら。
客入れの時は昔のロックやR&Bがかかっていましたが、ジャクソン5の「I want you back」のボリュームが上がって客電が消え、ばらばらとバンドメンバーと一緒に登場したシャルロット。25列目だったのでほとんど顔は見えず。スタイルの良いのはわかりましたが。

意外とロックなサウンド。バックの方たちも実力派揃いのようですね。あとでネットの書き込みを見るとベックのバンドメンバーだとか。ベックは10年前に武道館で見たけどその時のメンバーではないですね。
ドラムの人以外は曲によって楽器を持ち替えていました。右端の人はアコースティックギターとバイオリン。その隣の女の子はエレキギターとパーカッション、鉄琴など。
左奥のベースの人はキーボードも弾いてますか? 最初、ベースがいないなあと思ってしまいました。
左手前の人はキーボートとパーカッション。
照明が暗く、バンドメンバーはほとんど照らされなかったのが残念です。


シャルロットの歌声は意外としっかりしていて、バンドサウンドに負けていませんでした。
そして時々パーカッションをたたいたりして、ロックミュージシャンとしてもかっこよく、最近2枚のアルバムを聴いていない自分には意外なオルタナティブ・ロックでした。

となると、やはりこの会場が選ばれたことに疑問を感じざるを得ませんでした。
立ち上がって踊りながら楽しめる会場で見たかったです。すばらしいパフォーマンスだっただけに、AXとかZEPとかだったらもっと盛り上がったはずだよね・・・。

ということで「奇跡の初来日」の場に立ち会えて大満足。
ただ、「シャルロット・フォーエバー」からは一曲もやってくれなかったです。
これが彼女のこだわりというか、10代の頃のお父さんに操られていた自分と、自らの意思でミュージシャン活動をしている今の自分は違うということを表明しているのでしょうか。

大阪にも行きたかった・・・。